漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

Interop Tokyo 2012 2日目 「TCPを超える次世代通信プロトコル」

こちらの講演も、満席で立ち見だったため、記録が残念なことになっています。

TCPを超える次世代通信プロトコル 15:15-15:45

 講演者:柳澤 建太郎氏、金子 勇氏(株式会社SKEED)

      伊勢 幸一氏(株式会社データホテル)

基本的に、SKEED Silver Ballettのお話

・時代が代われば、データ転送の仕組みも変わる

 → データ回線の広帯域化、記憶領域の拡大と単価の激減、グローバル化など

クラウドコンピューティングはメインストリームとして受け入れられている

・遠距離のデータ転送における課題

・利用する場所と処理する場所のミスマッチ

 → データがある場所と、データを使う場所が異なることが当たり前になってきている

・気温を効率的に処理するための方法

 → 北極や南極なら、冷却コストをかなり削減できるはず

・データ転送のコアエンジン

 ・TCPでは不十分

  → TCPは、30年前の仕様のままで変わっていない

 ・ビッグデータ問題の根本もTCPにあるのではないか

  

・これらの問題点を解決した技術が、SKEED Silver Ballett

ここで、金子勇氏が登壇、対談形式に。

TCPが駄目なところ

 ・ACKがないと通信が成立しないところ

・SSBは、まだOSとかが直接使えるプロトコルではないので、真の性能は発揮できてない

・通信効率が悪いため、回線コストに無駄なお金を払ってしまっている。

 → 100Mbpsを使う為に、1Gbpsの回線が必要、的な感じ。

技術的な詳しい内容は、このあとデータホテルブースで!で終わり。

解説

 TCPが古いプロトコルで、現代の状況にはマッチしていない、という意見には同感です。

 個人的には、IPも同じなんじゃないのかな、と思ってます。

 そういう意味で、NwGNに期待しているのですけれど、NiCTブースにあったっけ?

 展示ブースを廻る時間があまり無かったので、ちら見程度だったのですよね。