漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

メタルマックスゼノリボーン 序盤を終えての感想など

メタルマックスの最新作、ゼノリボーンが発売されました。

 

metalmaxxeno.com

 

シリーズのファンとして、当然のようにLimited Editionを購入し、プレイし始めたわけです。

取っ付きにくさはあるものの、旧ゼノから比べると格段の進化を遂げていると実感しました。

 

まだまだ序盤が終わった程度(隅田川ドライアウト到着)なのですが、

ひとまず、ここまでプレイして感じた部分を書き残しておこうと思います。

 

 

とりあえずTwitterにいろいろ書いたので、それをまとめます。

 

  • 操作性について

 感想を見ていると、操作性について不満を感じている人が多いみたい。個人的には、プレイしているうちに慣れた。ただ、慣れるまでの時間が長い。自分のようなおっさんゲーマーは、とりあえず続けてみるで大丈夫だけど、プレイし続けたくなる牽引力みたいなものが薄いため、最近のゲームに慣れ親しんでいるご新規さんにはちと辛いかも。

 とはいえ、操作性に改善の余地があるのは間違いない。特に射撃。ぶっちゃけ、L1/R1に砲塔を回すギミックつけるなら、R1に射撃、L1にファストトラベルがマッピングされていれば、快適度はかなり増したんじゃないかと思う。砲塔を回すのは、使っていない十字キーの左右で良かったのではないかな。

 武器を選んでから射撃に移る、という流れは、本作には射程の概念があり、射程に入った敵だけを射撃できる、というルールがあるからだと思うけど、これはもっと練り込めるはず。R1で射撃モードへ移行し、敵に照準を合わせてから武器を選択。このときに、届かない武器はグレーアウトさせるとか。理想を言えば、射程が足りない武器でも打ち出せるけど、命中率は激減する、みたいなギミックでも良かったんじゃないかな。

 あと、撤退のときに味方にぶつかるのは地味にストレス。そこはリアルにしなくても良かったんじゃないかと思う。ここまでの戦闘では、強敵を倒すための戦略として、ヒットアンドアウェイが基本だったから。

 人間の移動に不満が多いみたいだけど、個人的には視点動かしながら移動してるので、方向転換時のもたつきみたいなのはあまり感じてない。これは感覚的なものだから絶対の正解はないと思う。ただ、リメインズはもっと移動速度上げても良かったのでは。 フィールドではクルマとの対比で歩くのを遅くするのは演出として素晴らしい。見えてなかった敵(アホウドリとか)に狙われたときの絶望感やばい。しかしリメインズではクルマに乗れないので、プレイの快適度を上げるために、歩く速度を上げても良かった。

  • ポチについて

 強敵相手だとポチが転がっちゃうのは無印2とかだとよくある風景だったけど、本作ではリアルになり、めちゃくちゃ愛らしくなったので、戦闘時は戦車に匿う、という選択肢があっても良かったように思う。

 

ゼノリボーンには独特な「お作法」があるので、それが分かってくると、どんどん楽しくなってくる。

自分が学んだお作法は以下の通り。

 

  1. 「無計画に突っ込むやつは殺されて当然」
    新しいエリアに着いたら、落ち着いて周りを見渡すべし。
    敵がわんさと湧いているはずなので、どうやったら効率よく、こちらがダメージを受けずに殲滅できるかを先ず考える。そのための方法は沢山用意されている。
  2. 「敵は強い。自分は弱い。」
    WANTEDは、WANTEDされてるだけあってくっそ強い。
    お供を連れていたりしたら絶望的。
    正面突破できると慢心するべからず。
    まず様子見。そして作戦を練ってから勝負。
    物陰からヒットアンドアウェイは基本中の基本。
  3. 「探索は命をつなぐ」
    フィールドの敵を殲滅したら、隅から隅まで探索すべし。
    ミニマップの白点や黄点などのマークを見落とすな。
    瓦礫を砲撃で壊すのも忘れるな。
    金属探知機は出来るだけ早く確保しろ。
  4. 「イベントはアイアンベースで」
    補給に戻ったら、住人たちと会話すべし。
    酒やレコードなどを見つけたら、忘れずに定位置へ収めるべし。
    イベントは人がいないと発生しない。
    そして人がいるのはアイアンベースだけ。

 楽しみ方が分かってくると、やめ時が分からなくなって延々やっちゃう。新しいエリアに行って埋蔵物を探し、WANTED倒して金と武器を手に入れ、強くなって先に進む。RPGの本質を突き詰めた形であり、非常にシンプル。

 

 発売前、メタルマックスシリーズの魅力とは?というお題を考えて、以下の結論になった。

 

「言葉にするのは難しい。分かりやすい魅力ではない。ただプレイしていて楽しい。その世界を冒険する、という体験が最高に楽しい」

 

 本作は、そこを突き詰めた感ある。

 表現を変えると、プレイ中は「楽しい」って感じじゃない。ただただ没頭してる。

 そして一息ついたときに「ああ楽しかった」と思う。

 こんな体験できるゲーム、そうないと思う。

 間違いなく、これはメタルマックスであるなあと。

 

 このあとの展開も楽しみです。

 旧ゼノは1周でやめちゃったけど、本作は何周も出来そう。