漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

ワンカップP

この方のメイコさんは、一人のvocalistとして成り立っている、と思います。 人間の歌う唄と同じような「揺らぎ」みたいなものを感じるのです。 新作を聴いて、その思いはより強くなりました。 実際の制作がどうなっているのかを動画にしてくれた方がいらっしゃいます。 MEIKOではなく、初音ミクですけれどね。 これを見ると、ワンカップPさんの作品がいかにすごいのかが分かります。 勿論、他のVocaloid作者さんのすごさも。 同じsoftwareで作られた、同じ声質の音楽。 にも関わらず、ワンカップPさんのVocaloidは明らかに違っていると感じます。 だから、幾つかのmashupへと繋がっていく土壌になるんだと思います。 このような作品が、余暇として作られているというのは素晴らしいことです。 そしてその作品を、簡単に大衆が見ることが出来る環境というのも。 良質な土壌があるからこそ、新しい世代を担う才能が生まれてくるのですよね。 それが、文化levelの高さを象徴しているものに他ならない、と思います。