漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

NHKが本気だ

観た人、どれくらい居るんだろう。

観た人は勝ち組ですね。ぼくも含めて(笑)。

NHKスペシャル|放送記念日特集 新動画時代 メディアが変わる

いや、もう天晴れという他ないっす。拍手!

まさか、"TV"でここまで観ることが出来ると思わなかった。

出来るとしたらNHKだとは思ってたけど、こんなに早いのは完全に予測を超えてた。

しかも、投げやりに作ったような中途半端さは微塵も感じさせない。

まあ、一般視聴者向けということで、「深い」ところまでは触れませんでした。

けれど、それでも、充分な深度と範囲を網羅した内容だったと思います。

本当に、既得権受益者側が、ここまでやるとは思ってなかったです。

そして、やはり「放送のプロフェッショナル」は格が違う、と思わされました。

ネットに散らばる多くのサイトにも、かなりの質の高さを誇るものが多くあることは確かです。

けれど、NHKの本放送を観て、やっぱり敵わないのかもな、と思わざるを得ない。

組織力や資金力の桁が違うというのは、つまりこういう事なんだと思います。

これだけの内容を、たぶん、ネットは産み出すことが出来ないと思う。

中で語られた多くのkeywordが、時代を的確に切り取っていたのも見事でした。

放送局側からの一方向な価値観だけではなく、多方向からの意見を集約させていたのが素晴らしい。

まさに、これが"documentary"だと思います。

いまの時代、その側面を完璧に映していたように思います。

そして、こっそりと(?)潜ませていたNHKからのMessage。

ここ1年くらいのNHKが見せてきたものが、納得と共に理解出来た気がします。

なるほど、つまりそういう方向を目指しているわけなのだな、と。

その方向は、間違っていないと思います。

番組中で示された、これからの展開。心から期待したいと思います。

非常に面白い番組でした。NHKはやっぱすげえや。