漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

降旗氏の記事二つ

年度末に忙殺されてる間に、いつの間にか終わっちゃっていたのですね。

去りゆくジャーナリスト:NBonline(日経ビジネス オンライン)

最終回のこの記事は、まさに珠玉と呼ぶに相応しい記事だと思います。

行間から滲み出してくる「気持ち」が、読み手に深く伝わってきました。

こういう文章を書いてみたいものだなぁ、と羨望を覚えます。

やっぱり、professionalの文章というのは、一味も二味も違いますね。

後日、「セレクト」されて単行本になるようです。

Commentにもありましたけど、ぼくも「セレクト」はしないで欲しいな、と思います。

どの記事も読み応えがあって、とても面白い記事ばかりでしたから。

でもまあ、頁数の都合とかで難しいのかもしれないですね。

完全収録なら嬉しいですが、どちらにしても、購入しようと思います。

それだけの価値がある記事ですから。間違いなく。

そして、すでに次の連載も始まっています。

デキルヤツノ条件:NBonline(日経ビジネス オンライン)

だいぶ趣は変わりましたが、記事の面白さは顕在ですね。

やはり、文章力のある人が書いた記事というのは、読ませます。

書いてある内容も、思わず唸ってしまうような含蓄のあるものに仕上がっています。

特に最新記事は、ぼく自身思っていたことなので、やっぱり唸ってしまいました。

5:メールに見る(笑)の法則:NBonline(日経ビジネス オンライン)

そうなのですよ。表現力が拙いから、「(笑)」に頼っちゃうのです。自信がないから。

文章表現だけで、笑いを滲ませたり哀愁を感じさせたり出来るれば、それが最高です。

けれど、それは本当に難しい技術だと思います。試みてはいるのですが、なかなか。

一応、このBlogでの本文では、なるべくこういうのを使わないようにはしてるのです。

でも自分で読み返しても、感情を潜ませることに成功してるとは全然言えないですね。

まだまだ精進が足りないわけです。頑張ります。

本文は上記の通りなのですが、commentやmailでは「(笑)」をかなり多用しているのが現状。

「読みとって貰えない」というのは甘えなので、保険を掛けているのです。狡いのです。

これはjokeですからねー、と上目遣いしてるのです。キモいです。

キモい事は自覚してるので、なるたけ使わないようにしたいといつも思ってます。

けれど、いざ使わないで書き上げた文章を推敲すると、なんとも冷たい。そして硬い。

言葉が直接的で、本質をズバリと突きたがるので、余計にその傾向が際だつのです。

装飾的な言葉を散りばめようと思っても、未熟だから明らかに浮いてくる。

そうなると、もう少しでも軟らかくしたくなって、ついつい頼ってしまう、と。

でも、仕事では使ったこと無いです。

感情表現が技術として必要なときには、電話なり対面なりで直接ぶつけるようにしてるから。

ちなみに、絵文字は公私ともに殆ど使ったこと無いです。恥ずかしいから。

あと、順番が前後しますが、前置きの部分にとても共感しました。

特にこの部分。

自分のデスクに座り、目の前に電話があるのに携帯電話で取材している報道記者がいたりもする。不思議だ。どうして卓上の電話を使わないの?
あと、いきなりこっちの携帯電話に掛けてきたりね。

まずは、事務所の代表番号に掛けてくるのが礼儀だと思うのだけどなぁ。

携帯電話に掛けるのは、本当の緊急事態だけにして欲しいといつも思います。

掛けてくるクセに、こっちが出られなくて保留しても、何もmessage残さないとかね。

だったら、mailで要件だけ伝えるとか、代表に掛けて伝言頼むとか。

急ぎの用じゃないのなら、こっちの時間を取るような事は控えて欲しいと切に思います。

勤務時間外に、しょーもない事で電話掛けてくるのは無能の証と判断してます。

あと、「急ぎ」の定義も明らかに変わってきてるような気もしますね。

もっと早くから始めておけば、別に「急ぎ」になってないんじゃないの?ってのも多いし。

ほんと、

アバウトな感覚で生きてるやつは、ものごとをきっちり考えられるやつに絶対負けるよ。ものごとをきっちり考えすぎて、四角四面なやつもご免だけど。
というのに同意です。

枠はキチンと認識して、その上で、それに拘らない、というのが重要。

真面目なことは悪い事じゃないけど、取り柄にもならない、とぼくは思っています。

「真面目」というのは、ある部分までは「当然」で、ある部分からは「堅物」だから。