漂書

ぼちぼちと、ゆるゆると

謹賀新年&12月に読んだ本

明けました。おめでとうございます。 昨年は、世界的に激震の走った年になりました。 この打撃は、まだその全貌を見せてはいないのでしょうね。 本当の意味で底を打つのは、まだ当分先になるのでしょう。 取りあえず先に、12月に読んだ本からペッと貼っていきたいと思います。 前々回の記事にも書きましたがMediaMarkerに記録を移しております。 「読んだ本」のくせにCDも出て来るようになりますが、まああまり気にしないでください。 あと感想がexportされていませんので、感想をお読みになる際にはそれぞれをclickし、 MediaMarkerの個別頁へと飛んで下さい。 お手数ですがよろしくお願いします。
期間 : 2008年12月読了数 : 12 冊
物理学とは何だろうか (上)
朝永 振一郎 / 岩波書店 (1979-01)
読了日:2008年12月25日
くらやみの速さはどれくらい
読了日:2008年12月22日
ブレイブ・ストーリー (4) 運命の塔
宮部 みゆき / 角川書店 (2006-05-31)
読了日:2008年12月20日
あたしをとらえた光
読了日:2008年12月19日
明日咲く花
読了日:2008年12月18日
ブレイブ・ストーリー (3) 再会
宮部 みゆき / 角川書店 (2006-05-31)
読了日:2008年12月15日
名短篇、ここにあり
北村 薫 , 宮部 みゆき / 筑摩書房 (2008-01-09)
読了日:2008年12月15日
沼地のある森を抜けて
梨木 香歩 / 新潮社 (2008-11-27)
読了日:2008年12月12日
ブレイブ・ストーリー (2) 幻界
宮部 みゆき / 角川書店 (2006-05-31)
読了日:2008年12月10日
ぐるりのこと
梨木 香歩 / 新潮社 (2007-06)
読了日:2008年12月9日
ブレイブ・ストーリー (1) 幽霊ビル
宮部 みゆき / 角川書店 (2006-05-31)
読了日:2008年12月3日
太陽の塔
森見 登美彦 / 新潮社 (2006-05)
読了日:2008年12月1日
ブレイブ・ストーリー」が非常に面白かったです。 こういう王道まっしぐらなお話、大好きなのです。 「くらやみの速さはどれくらい」もかなり面白かったです。 こういう話も、そのうち単なるfictionでは無くなっていくのでしょうね。 さて、話を始めの続きに戻しまして。 革命(広い意味で)が起こるのは、このような時節であることは間違いないでしょう。 旧態然とした社会の仕組みが、新しい構造へと一気に移り変わる年になるのかもしれません。 ただ、その仕組みを担うべき我々は、たぶんまだ、その域にまで達せていない気もします。 そうなったとき、変革は中途半端な位置で止まってしまい、それはとても重大な危険へと繋がっていく。 そうならないように、意識を高い位置に引き上げておきたいな、と思う元旦です。 インターネット関係の諸々は、まだまだ過渡期の真っ直中にいることは間違いないと思います。 2009年は、混沌が徐々に落ち着いて、明確な線が引かれていく一年になるのではないかなと思っています。 Partsとしての役割が明確になり、収まるべきところに収まっていく、そんな感じで。 そうなったとき、『旧き良き』インターネットは、見る影もなくその形が変わっている可能性もあります。 技術の進化が一段落するであろうこの数年で、利用者の意識が変わってくれれば、或いは結末も、もっと良いものへと変わりうるのでしょうけれど・・・。 のっけから暗めの記事になってしまってアイタタタタ、って感じになってしまいました。 まあ、時代というものには波があるものですし、上がったり下ったりしながら世界は進んでいくものです。 一つの悪いことに囚われず、長い目で時代を捉えつつ、目の前の課題を一つずつ潰していくしかないです。 一喜一憂していると、いつまで経っても次の一歩は踏み出せないですから。 互いがばらばらに離れていくような社会ではなく、かといってベタベタにくっつき合う社会ではなく、それぞれが思う適切な距離感を、お互いに共有した上で位置関係が決まっていくような、そんな社会が実現出来ると良いなあと強く思っています。 数え切れない試行錯誤と、たくさんの失敗を重ねて、ようやくその形が見え始めてきていると思います。 過去からの幻影に囚われることなく、新しい世界へと一歩が踏み出せる一年になることを願っています。 皆様に感謝を。世界に祝福を。未来には祈りを。 本年もよろしくお願いします。