2009年を振り返って
大晦日なので、つらつらと。
たまには長文を書く訓練をしておかないと。
と言いつつ、仕事では長文を書いてはいるのですけれど。
まあ、こういう文章とは丸っきり違う文章です。当然。
記録を兼ねて書いています。
今年はずいぶんと変化の多い年でした。
個人として一番大きかったのは転職したことです。
10年勤めた会社を辞めて、派遣社員となりました。
不景気真っ直中というこの状況で転職ってのはどうなのかと考えもしましたが、逆に、こういう時だからこそ転職に踏み切ってみるという選択肢もありなのかな、と。不景気であればこそ、雇う側の評価も厳しいものになっているだろうし、そういう局面で転職活動を行えば、自分の能力がどの程度なのか、本当のところが分かるんじゃないかな、と。
部署変更で技術から営業に移り、自分の属している会社がどういう会社なのかが見えた、というのが切っ掛けとしては大きかったです。それは自分が望む未来へと続くものなのかを考え、どうも違うみたいだなという結論を得、では自分は何がしたいんだろうかと考えを進めてみて、それはこの会社にいて実現できるのだろうか、と進んだ結果、どうも無理みたいだ、という結論に至ったのでした。そういう結論に達してしまった以上、もうその場所で勤務を続けることは考えられず、転職を決意したのでした。
なぜ派遣になったのかといえば、自分が属している業界には派遣という形式が労働形態として最もしっくり来るんじゃないかな、と前々から思っていた部分が大きいです。また、さまざまな会社へと派遣されることで、現場に即した様々な技術を習得していけるんじゃないか、という目論見もありました。
行動の結果、退職後にすぐ派遣先が決定し、すでに継続期間が半年を超えました。様々な会社への派遣という部分では当てが外れましたが、良いとこに派遣されて良かったと思ってます。
いま、IT業界はとても大きな転換点へと差し掛かりつつあります。これまでの延長線上にあるものと、過去にいちど切り捨てられてしまったもの。それらが絶妙な均衡を持って組み合わされ、まったく新しい概念を基底としたものが次々に登場してきています。どこが勝利者となるのかは、まだ予断を許さない状況ではありますけれど、その真っ直中に身を置いて、その刺激的な変化を実感していたいな、というのが正直な気持ちです。今の派遣先は、その変化を感じられる最先端に近い場所であり、常に高い能力を求められる環境でもあるので、技術者としては申し分のない環境と言えます。この環境に身を置けていることを無駄にせず、さらなる精進を重ねたいと思います。
転職する前の月には、溜まりに溜まっていた有給休暇を消化しました。その中の1週間ほどを使って、前から行ってみたいと思っていた島根県へ旅行してきました。その事は、山陰旅行記として過去に書いてあります。非常に有意義な旅行でした。神社巡りと滝巡りの魅力に気が付いた旅行だったと言えます。これからも、いろんな場所に足を延ばして行きたいと思います。
半年で約20kgの減量に成功したことも大きいかなと思います。切っ掛けは、運動不足を解消するために始めた水泳なのですけれど、食事の量を減らしたり、calorieを気にし始めたりといった行動の結果、かなり大きく体重が落ちました。三十路で体重を適正なところまで落とせたことは、身体が資本である以上、かなり有意義なことだと思います。今後も、この体重を維持していけるように気を配りたいです。
個人的な変化としてはこんな感じでしょうか。
転職が全ての切っ掛けになっていることは間違いないと思います。
勤務状況や職場の人たちといった様々な環境の変化が影響しているのでしょう。
本当に、いい機会に恵まれた一年だったなと思います。
来年は、今年得た様々な良い刺激を無駄にすることなく、それらを糧にして大きく成長を遂げられる一年にしたいと思います。これからの数年にどのような日々を過ごしたかで、今後の人生が決まると言っても過言じゃないような、そんな気がしています。とはいえ、気負いすぎず、飄々と過ごしていきたいなと思います。
日本の政治にとっても、大きな変化のあった年でした。民主党が圧倒的な大差で与党となり、政権交代が現実のものとなりました。現時点において、新政権の舵取りは予想通り散々ではあります。単なる経験不足によるものなのであれば、時を重ねることで徐々にまともになってくれるかもしれませんが、それも期待薄なのかな、と。かといって、では自民党なら良かったのかと言われれば、それも素直に頷ける状況にはなく・・・。個々で見ればまともな政治家もいるのだと思いますが、大局としてみれば、完全な行き詰まり担っているように思えて仕方ありません。
世界的な大不況と、深刻なdeflation-spiralの真っ直中で、今後、どう乗り切っていくつもりなんだろうかと暗い気持ちになる年の瀬です。様々な面で明るい話題に乏しい昨今ですが、来年は、反転してくれる年になればいいなと思います。
と、だらだらと書いてきましたが、このへんで締めたいと思います。
御覧頂いている皆さま、一年間、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えくださいませ。